自分的にこの夏最後の一大イベント、毎年恒例ウチの店主催キャンプ。
略して「ハノキャン」、今年も行ってまいりました。
場所は、去年行ってみんなから、来年もここで!と言われてた「大三島ふるさと憩いの家」。
何故みんなここがよかった、と言うのかというと、理由がいくつかあります。
理由のひとつは「ロケーションが特殊」。
ここは、小学校が廃校になったところが宿泊施設になってるんです。
教室で寝て、土間でBBQができる・・・。
子供の頃、母校(小松小学校)がまだ木造だった頃に通ってた経験のある現オッサンからしても、ワクワクするのと同時に、ノスタルジーな雰囲気に浸ることもできるワケですよ。
もうひとつの理由は「松山からわりと近い」。
今まで高知の四万十やら徳島の塩塚高原やら、だいたい車で3時間以上かかるとこによくキャンプに行ってたんですけど、遠出すると旅行気分は味わえますが、移動が大変。
そのため日・月ともに休みが取れる人しか参加できない、という弊害があったんですけど、大三島なら車で1時間半ちょいで行けちゃうので、日帰り・途中合流自由という、気持ち的に楽な感じで参加できるってのが大きいみたいです。
というワケで、日曜日の朝にウチの店の下に集合した「ホントは夜の方が元気な人たち」58名(夜は苦手な子供含む)。
すごいですね。
「金田一少年の事件簿」なら確実に殺人事件が起こってこの中に犯人がいるレベルです。
そんなしょーもない話をしながらメンバーは一路、今治方面へ向かいます。
途中スーパーで買出しなんかもしながら、お昼前に大三島・盛港へ到着。
ここから船に乗って、大久野島へ。
この大久野島。無人島なんですけど、実は知る人ぞ知る・・・
野生のウサギが300匹以上生息してる島なのです。
草陰にも、道路にも。いろんな所から、エサくれ!とウサちゃんが寄ってきます。
なので、正式には「野生」じゃネーですね。施しを受けてる時点で(笑)。
でもカワイイから細かいことは気にしない。
あともう一つ。この島には別の顔があります。
第二次世界大戦中、毒ガス兵器の研究所&製造工場があった島、なんだそうな。
そのため当時、この島は地図から消されてたらしいです。
自転車をレンタルして島を一周したんですけど、道中いろんな施設跡が廃墟になってました。
第一次世界大戦の時に砲台として建てられたもの、だそうです。
そんな昔から、ここは戦争の重要な場所になっとったんですねえ。
そんなことを考えながら感慨深く説明書きの看板を読んでると・・・
エサくれ。
とウサちゃんが寄ってきます。
なんぞこの島。ツンデレやなあ。
自転車こいでると、いろんな所からウサちゃんが飛び出して来るので、ちゃんと見てないと轢いてしまいそうになります。
まあ・・・そうなったら今夜のBBQの食材が増えるだけですけど(ウソ:笑)。
ちょっと素通りはいかんよ、エサエサ。
・・・と見上げる仕草は、まじキュン死にしそうなくらいカワイイんですよ。
おっちゃん、エサくれ。
・・・ああああああああカワイイ(笑)。
そしてデレのあとは再びツンの場所。
島に施設がいっぱいあった頃の、発電所跡。
人がいっぱい働いてたんだろなあ。なんかいろいろ、考えさせられます。
行ったことがない人は、子供も大人も楽しめます。ぜひ。
そして再び大三島に戻った我々は、ふるさと憩いの家に向かいます。
ところが、参加者の内こないだ愛媛マラソンのエントリーに成功した5名は、それまでの道中約10キロをランニングで行くことに!
まあ、予定してたんですけど。いわゆる「旅ラン」ってやつですね。
知らない土地を走る、これがまた楽しいんですよ。
タイムはそれぞれでしたが、途中棄権のメンバーも出ず(そんな人最初から愛媛マラソンエントリーせんか)、無事ふるさと憩いの家までゴール。
そしてすぐに炭を起こして、BBQ準備。
ホイルでくるんでるのは、「浜千鶏」の丸鶏にスパイスをまぶしたやつです。
当然ウチの自家製。
他にも、ホルモン・ハラミ・ロースの焼肉ネタ、じゃがバタイカ塩辛のせ、参加メンバーで漁師のABEさんが持って来てくれた天然ハマチの刺身、それを使ったひゅうが飯、サザエつぼ焼き、などなど盛りだくさんでした。
ABEさんが持ってきてくれた地物のウニの殻を割って食べるという、むちゃくちゃ贅沢な食べ方もさせてもらいました。
塩水で洗っただけ。醤油もなんにもいりません。
感無量。
暗くなっても、校舎の土間で宴は続きます。
いろんなツマミが飛び出してきます。酒も旨い。
日帰り組でしたが今回初参加の3人。
左からMっぺ、Mっきー、ERIちん。
ERIちんは、こないだの松山まつりで僕が追っかけして写真撮りまくってた子で(笑)、今回一緒にランニングもした、マラソン師匠のひとりでもあります。
ウチの元スタッフで現在大阪在住のMARIKOも参加してくれました。
YONEさんデレデレ(笑)。てゆーか真ん中誰?(笑)。
校舎のすぐ前が海岸という、素晴らしいロケーションです。
・・・てことで、当然花火。
もちろん後はみんなで大掃除。キタトキヨリモウツクシク。
そして教室(寝る部屋)に戻って、宴会は続きます。
BBQで残ってた丸鶏をかじりながら、ワイン&ビール。
そしていつものようにいつの間にか眠りにつき、朝まで。
記憶は飛び飛びですが、楽しいひと時でした。
最初のハノキャンは、お店がオープンした年、スタッフ・お客さんの計6名で弓削島に行ったのが最初でした。
それから毎年キャンプに行ってますが、13回目の今年はその約10倍の人数になりました。
人数が多いのが良いワケでもないですけどね。
でもワイワイみんなが楽しんでくれるなら、お店がある限りずっと続けていきたいなーと思います。
楽しい、と思えることが、仕事も遊びも最重要事項ですから。
そんな楽しいことだらけだった今年の夏も、これにて閉幕。
サイコーの夏、でした。