ホテルのチェックインを済ませ各部屋に荷物を置いて一休みしたら、いよいよ街へ出撃!!です。
あんなの食べたい、こんなとこ行きたい、とみんなからの希望が出ますが、最終決定はマスターでいいよ、と言ってくれるので、そーかい?それならば・・・と「段取りのA型」の血が騒ぎます(笑)。
相変わらずの霧雨ですが、傘はささなくてもいい程度。よかったよかった。
ホアンキエム湖のほとりの歩道にある木が、きれいに電飾でライトアップされてます。
旧正月のお祝い用らしいです。
今年の旧正月は1月23日。
この日の前後は、ほとんどの会社・お店がお休みになって、地方から出てきてる人はみんな帰省するそうな。
そんな感じでハノイの雰囲気を肌で感じながら歩いて、到着しました。
今回の「ハノイの骨の髄までしゃぶり尽くすツアー」のスタートにふさわしい、栄えある1軒目のお店!
「クアン・コム・フォー」。
今回の旅に備えて、いろんな本を読んだりインターネットで調べたりしたんですけど、いろんな料理が食べられるお店としては「おそらくここがハノイでNO.1」との意見が多数。
僕もここは初めてだし、行っとかなアカンでしょ、と決定したのでした。
まずはド定番の「生春巻き」。
しかし、エラソーに言うワケではありませんが・・・
予想外に旨い。
実はベトナムで生春巻きを食べて、旨いと思ったことがなかったんです。
生春巻きは日本で食う方が絶対旨い、と思ってましたからね。
ベトナム人にとって春巻きとは「揚げ春巻き」であって、生春巻きはあくまで「おやつ」扱いなのです。
小腹が減ったら「サッと食うもの」みたいな。
ところが近年の日本でのブームで、ベトナム料理の代表として生春巻きが日本人に知れ渡り、ベトナムにやってくる日本人がやたら生春巻きを所望し、日本在住 のベトナム人シェフが生春巻きの日本での人気をベトナムでも紹介したりして、ここ数年で本場の生春巻きが急激にレベルアップしたんだそうな。
(あくまで自分調べ。でもマジで昔の生春巻きは皮が紙食ってるみたいに固かったり美味しくなかったので、たぶんホントだと思う)
そんな逆転現象みたいなこと、起きるんですねー。
「豆腐の黒胡椒風味揚げ」みたいな名前?
これ旨い!胡椒がピリリと利いて、カリカリで、酒のつまみにサイコーです。
ちょっとウチでも研究しよ。
「クアンコムフォー風揚げ春巻き」みたいな名前?。
詳細は不明ですが、簡単に言えば、ポテトサラダみたいな具をライスペーパーで巻いて、さらにパン粉をつけて揚げてるんかね?
旨いですけど、ベトナムっぽくはないですね。タレもマヨネーズ風で。
でも、いろんなお店でこの料理かそれに近いのを見たので、たぶん最近出てきてメジャーになったんでしょーね。
「とうもろこしのフライ」
これも今回、酒場とかでよく見たなぁ。
酒のアテにチョベリグ!です。
イヤな人も多いでしょうけど、こちらではフツーに食べるし、ウチの店でも出したことありますよーの「カエルの足のフライ」。
鶏肉に近い淡白さで旨いです。
他にも料理バンバン食べて、ビールもガンガン飲んで、ちょーゴキゲンです。
しかもこのお店のすごいとこは、さんざん飲み食いしてお会計が115万ドン(4200円)。
ひとり840円(笑)。
みんなから、スゴーイ!と歓喜の声があがります。
クアン・コム・フォーサイコー!
でもね。
このお店にひと言だけ言いたい。
日本人のお客さんもたくさん来るでしょうから・・・・・
テーブルに、菊の花を飾るのはやめておいたほーがよろしいかと・・・(笑)。
まぁ文化の違いですから、それも楽しいんですけどね。