18日(水)の朝です。
この日の朝食はフォーとは違うものを食べよう、ってことで・・・
「カフェ29」の鶏おこわ。
見ての通りシンプルなおこわなんですけど、ホントに旨い。
ヌックトゥーン(大豆醤油)をかけて食べるとサイコーです。
やっぱ評判のいいお店はなんか違うなぁ。
さて、ベトナムツアーも終盤に入ってきました。
みんなお土産やらなんやらを買いにスーパーに行く、と言うので、僕はその時間を利用して、かねてから計画していた「あること」を実行に移します。
それは・・・・・
ホアンキエム湖畔ランニング!
半月後に愛媛マラソンを控えてるというにもかかわらず、新年早々風邪でダウンして、旅行前にやっとこさ復調したので、実はこのハノイでのランニングが「今年初ラン」。
そりゃ愛媛マラソンあんなタイムになるわ(笑)。
それはさておき、ホアンキエム湖畔ランニングは、歩道は広いのに他に走ってる人もおらず、街の中心部なんですがなーんかのんびりした雰囲気で楽しめました。
1周2キロちょいの湖を5週。で、そのままホテルまで走って帰ったので、12キロくらいですかね。
いやー楽しかった!
ホテルでシャワーを浴びて再びみんなに合流したのは、お昼前でした。
メシメシ~!ビールビール~!と女性陣が騒ぐ?ので、ちょっと小洒落たお店の・・・
「コムガー・ホイアン」へ。
黄色が基調の可愛らしいお店です。
ちょっとセレブっぽい地元の人や、外国人のお客さんが多いですね。ここ自体たぶん外国資本なんでしょーかね。
コムガーってのは、コム(ご飯)ガー(鶏)。
鶏のスープで炊いたご飯に鶏肉が乗ってる、東南アジアでは小さな違いはあってもどの国にも存在する「チキンライス」です。
ここは、いろんな地方のコムガーが食べられるというのがウリ、らしいです。
ただ僕らは昼からビール飲みますからね、そんなに炭水化物はいりませーん、ってことで、単品料理をいくつかつまみにしながら、ここの一番の売れ筋の・・・
「コムガー・ホイアン(ホイアン風チキンライス)」を注文しました。
ターメリックの黄色が鮮やかなライスは、鶏の出汁を含んで旨味たっぷり。
鶏肉と青パパイヤの細切りを混ぜて食らうとウマイ!
これは帰国したら試作してみよ。
隣のテーブルでは、とあるグループが昼から焼酎かなんかでイッキ大会しまくってます。
わりと身なりもいい感じなので、接待でしょーかね。
でもビジネスのわりにはよく飲むなぁ。
カメラ向けると・・・
こんなにハイテンションだし(笑)。
ベトナムでは昼から酒飲むのはけっこー寛容なのね、というのを知り、ますます「郷に入れば郷に従え」という気持ちを強くしたのでした・・・。
旨い料理と酒で満足した我々は、一旦ホテルに戻ります。
なぜホテルに戻るかというと、それには大きな理由があるんですね。
昨日の夜の電話の主と待ち合わせをしてるんです。
無事ロビーでその人と出会え、さっそく郊外へ出掛けました。
その人とは・・・
ハノイ出身ベトナム人で現在は松山在住の、ダンさんですー。
日本語ペラペラ~うれしい~。
ダンさんはウチのお店にお客さんとして来てくれる方なのです。
学生の頃に留学生として日本に来て、専攻してた分野の先生がたまたま愛媛大学に転任したので自分も愛媛に来て、それから20年以上愛媛在住だそーです。
テト(旧正月)には毎年帰省してるそうなんですけど、今回の僕らの旅行に合わせてちょっと前倒しでハノイに来てくれたんですー。ありがとうございます!
ホテルのロビーで会った時ダンさんに、どんなとこ行ったの?郊外は行った?と聞かれたので、ずーーっと街中をウロウロしてました、と答えると、ハノイで一番大きな湖のタイ湖に連れてってくれました。
湖畔の「鎮国寺」にお参り。
同じ仏教のお寺でも、日本のお寺とは違う雰囲気に、異国情緒を感じます。
そこからしばらく歩くと・・・
「ホーチミン廟」があります。
言わずと知れた、南北ベトナム統一の祖、ホーおじさんがこの中に眠ってます。
入りたかったんですけど、すでに拝観時刻が過ぎてて入れず。残念。
しょうがないね、とビックリするほど広い敷地を眺めながらてくてく歩きます。
そしてここで・・・
事件発生!!
トイレにいきたい!
しかしこの辺り、まったく公衆トイレがありません。
ヤバイぜ。
ちょっとモジモジくんになってきた。
ダンさんも、マスターちょっと待ってね、と探してくれます。
そしてついに見つけました!
一般家庭でトイレを有料貸ししてるところを!
家の前でチップを払い、トイレに駆け込んだ僕はなんとか事なきを得ました。ふぅー。
聞くと、観光地で公衆トイレが整備されてないところには、こんなふうに貸しトイレを商売にしてる一般家庭も多いらしいです。
でもなぁ・・・。
やだなぁ・・・。
自分ちの玄関に・・・
WCって看板がつくの(苦笑)。
でもいい経験になりました。これも勉強。
「ニャー・ハン・ゴン」。
でっかい洋館の中庭がぜんぶお店という、すんごいオサレなお店です。
いろんな地方のいろんな料理が勢ぞろい。
KAYOKOも、出てくる料理をぜんぶ写真に収めていきます。
うむうむ、ちゃんと勉強しとるな。
そしてみんなでワイワイやってる時、ダンさんから驚きの提案が出ます。
よかったら僕の実家にくる?と。
全員、えーいいんですかぁ!?と言いながら大賛成。
お店を出るとすぐさまタクシーに乗り込み、ダンさんの実家を目指します。
タクシーで、と言っても、かなり街中で降ります。
ホアンキエム湖からでもタクシーで5分少々ですかね。ダンさん、いいとこ住んでるなぁ(笑)。
そして到着した我々を笑顔で出迎えてくれたのは・・・
ダンさんのお母さん!
いつもにこにこしてて、ホント素敵なお母さんです。
ダンさんが通訳になって、いろんな話をさせてもらいました。
みんなで記念撮影。
すぐ泣くKAYOKOは、息子さんが遠い国で生活してて淋しくないですかぁ?と目をウルウルさせながらお母さんに聞きます。
するとお母さん。
淋しいけど、東日本大震災で被災して、会いたくても会えない人がいっぱいいるのに、たまに会えるんだから贅沢を言ったらいけませんよね、との言葉にKAYOKO、号泣(苦笑)。
お母さんの笑顔に感動しつつ、あの震災はやはり世界でも大きな関心事なのだと実感します。
お母さんに見送られながら家を後にした僕らは、やっぱし家族の絆ってーのは万国共通なんだねぇー、としみじみ思いながらホテルに向かうのでありました、とさ。
ベトナム料理・東南アジア料理は松山市一番町のHanoi-Cafe(ハノイカフェ)